短期集中連載(全3回予定)

なぜ、ユリイカ代表の北村はユリイカを創設したのだろうか?なぜ、ユリイカ代表の北村はこんなにもバレーボールを愛することになったのだろうか?いま、ユリイカ代表の北村本人が沈黙を破り熱いドラマを語りだす。
「以前から思っていたユリイカ代表の北村のバレー観を自分の体験を通じてみんなに伝えたかった。」
(ユリイカ代表の北村談)

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第3回 専門学校編

 「ビール!ビール!生中!生中!」
 「サンバ!サンバ!ブラジルサンバ!!!」
 20数名がそう叫ぶ。
 そこは、宴会でもなく、居酒屋でもない、体育館だ。しかも試合の真っ最中…
 
 相手チームや他のチームが呆然とこちらを見ていた。
 相手チームに決められたのに、はしゃぐ応援団、決めた時などは狂ったようにおおはしゃぎ。それにのせられ張り切る選手達。
 それがこのチームの武器でした。

 コート上には、バレーを始めて間もない、よっさんやひさ君、カトチン。

 男女共、素人か、少しやっていた程度の選手ばかり。高校で落ちこぼれていた自分がチームで一番バレー歴が長かったぐらいだ。
 
 結局、男子チームは負けてばかりだったが、何か胸を張れるものがあった。
 
       <俺等はバレーを楽しんでいるんだ!!> 

 負けているのに、勝っているような流れで、負けているのに自身がついていく。
 経験者や実績もなく、練習も満足いくほどできなかった。
 そんなチームだったが、試合ではその時の実力以上のものが出ていたし、奇跡も起こりそうな雰囲気があった。
 応援で点をとっていた。

             <バレーとは勢い>

 そんな環境にピッタリはまったのが、高校からの仲間「ナッキー」であった。高校時代、私が気を許した数少ない仲間の一人で、そんな彼も高校のバレーにはめいっていた。
 しかしこのチームの環境で、もともとあったバレーセンスがグングン伸びていき今では押しも押されぬユリイカのエースに成長したのである。
 
 女子では「サイコさん」厳しい高校時代を経て、バレーを続ける気がなかったが、このチームに入って考えが変わったと言う。
 「ケイコさん」「ひなさん」「えりこちゃん」「りさっぺ」…めいいっぱいバレーを楽しんでいる人達をみて、自分も凄く癒されました。

 それほどこのチームには魅力があった。
  
 そして、このときもう一つ、バレーを知らなかった人達が、試合に負けたり、勝ったり、ある人は試合に出れずに、涙を流していた。
 バレーを純粋に楽しんでいる人がそこにはいたのだ。
 全員で悔しい思いをしたり、全員で喜び、涙を流した。
 人目もはばからず何度も胴上げをして余韻にひたった。

 同じバレーでもこんなに楽しいんだ。こんなにみんなと分かち合えるんだ!中学以来の衝撃が走る。
 確かにバレーはチームワークで勝てるほど甘くはない。しかし、チームワークがなければ、勝てる試合も勝てなかったり、喜びも悔しさも半減してしまうのである。

            <バレーとはチームワーク>

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