短期集中連載(全3回予定)

なぜ、ユリイカ代表の北村はユリイカを創設したのだろうか?なぜ、ユリイカ代表の北村はこんなにもバレーボールを愛することになったのだろうか?いま、ユリイカ代表の北村本人が沈黙を破り熱いドラマを語りだす。
「以前から思っていたユリイカ代表の北村のバレー観を自分の体験を通じてみんなに伝えたかった。」
(ユリイカ代表の北村談)

バレーボールチーム ユリイカ トップページ
第1回 中学校編
皆さんは10年前、自分が何をしていたか克明に覚えている出来事はありますか?
私は、克明に且つ鮮明に覚えている出来事があります。
私事ですが、読んでもらえればこれ幸いです。

 1993年 7月

 キャップの独特な掛け声と共に円陣がわかれ、各ポジションにて副審に背中の番号を見せた。
 舞台はある体育館で行なわれた中学校県予選準決勝。相手は県でもベスト4には入る強豪校。
 反対にこちらは、毎年一回戦敗退の常連校。

 ただ、今年のチームに限っては6人みんな仲がよく、バレーをこよなく愛するバレー馬鹿が6人集まった。

 ほっといたらいつまでたっても対人パスを続けるおかしなチームで、試合に勝ちたい為に、バレーが上手くなりたい為に、朝早くから宿直の職員をたたき起こし、体育館を開け練習をしてた。

 そんなチームが最後の試合で実を結び、前評判とは裏腹に勝ち進でいき準決勝まできたのだ。

 準決勝の大一番、ホイッスルが鳴っても妙に落ち着いていたのを今でも覚えている。

 試合が始まり、時がたつにつれ、アドレナリンが放出されているのを異常に感じた。
 それは自分だけでなく、周りのチームメイトからも放出されているのが手に取るように伝わる。
 気が付けば一人一人の動きが一つになり、コート6人の息づかいも一つになる。
 練習でもみたことがないプレーが飛び交い、実力以上のものが連発される。
 
 一球一球魂を込めてトスを上げる桑ちゃん。
 相手エースのノーブロックスパイクをダイレクトでレシーブする谷。 
 拾っては打ち、拾っては打ち、また拾い続けるユーキ。
 見たこともないCを決めるビーバー。
 自分自身も信じられないようなボールを上げたのを覚えている。
 
 相手スパイクに弾かれて、壁にあたるようなボールも必死に全員が拾いにいった。
 かたちにとらわれない、ただボールをがむしゃらに追いかけるだけのバレー。
 自分たちのコートには絶対ボールを落とさない、気迫が6人に乗り移り全員で拾いまくった。
 
 全員で上げたボールを、チームで唯一のエース、イッケンに全てをたくす。 期待
を一心にイッケンが何度もスパイクを決めた。
 
 レシーブのチームに自慢のセッターと気持ちで決めるエース、漫画のようなチーム
だった。

 怒涛のような奇跡の連続。
 想像以上の実力。

 最高の中間達と最高のバレーができた時、そこには凄い世界が広がっていました。
  
 <バレーとはチームワーク>

<TOP> NEXT>>